妊活知識

帝王切開で出産、二人目は自然分娩できるの?VBACのリスクは?

妊娠中、出産プランを色々考えていませんか?今は自分で出産プランを考えられる時代。プールやバスタブの中で出産する水中出産なんてものもあるんですってね。

帝王切開と聞くと、赤ちゃんが逆子だったのかな?と思うくらいで、自分の赤ちゃんは逆子でもないし、フツウに自然分娩で出産出来るんだと思ってました。

何かのキッカケで、緊急帝王切開になったり、中毒症などで、赤ちゃんを取り出さなければならない。逆子などで帝王切開を経験されているママは、二人目を考えるときに、また帝王切開なんだろうか?自然分娩はできないのだろうか?と思うはずです。

VBAC(Vaginal Birth After Caesarean)自然分娩

VBAC(ブイバック)とは帝王切開で出産した経産婦が二人目以降の出産で経膣分娩(自然分娩)をすることをVBACといいます。

一人目を予測もなしに帝王切開で出産されたママは自然分娩で産みたかった。という気持ちがあるのではないでしょうか?もしくは子供を3人4人と欲しいと思っているママは、帝王切開で産むと「子供は2人まで?3人まで?」「帝王切開で産んだ後は必ず帝王切開で出産しないといけないの?」など考えるかと思います。

条件はありますが、VBACに挑戦できることもあります。

実は私も一人目を緊急帝王切開で出産し、2子から、5子まで4人をVBACで出産しました。

VBAC出来る条件

VBACをしている病院によって違うかもしれませんが、私が条件に出されたことは、

  • 帝王切開した日から2年たっている
  • 子宮破裂する可能性がある
  • 逆子、双子ではないこと
  • 自然分娩を希望していても帝王切開になることもある
  • 出産予定日を過ぎたら、帝王切開になることもある
  • 胎児の大きさによっては帝王切開に切り替える
  • 前回の帝王切開の切開が子宮下部横切開であること

VBACするときの注意点

個人病院よりも総合病院で出産する方がいいと思います。もしもの時に、麻酔師や小児科医が鵜具にスタンバイできる体制の病院が安心ですね。

VBACを選ぶ、帝王切開を選ぶメリットとデメリット

VBACのメリットは、やはり産後ではないでしょうか?産後のカンガルーケアができることや産後の回復も早いです。さらに入院期間も短いのも、第2子の出産のときには助かりますよね。

デメリットももちろんあります。「子宮破裂」の危険があること。これは前回の帝王切開をした傷跡の部分が薄くなっているためですが、これも検診時にどのくらいの厚さがあるのか見ることが出来るはずですので、危険かどうかの判断も早めに予測することも可能です。

第2子も帝王切開にする場合、確実に安全とは言えませんが、VBACをするときのように、子宮破裂のリスクを負うことはないということが最大のメリットです。

デメリットは、前回の帝王切開のときと同じで、産後の回復に時間がかかるということ。また、子宮を何度も切開・縫合するとそのたびに縫合部分の破裂リスクは高くなりますので、2回目も帝王切開にした場合は、たいていの病院では、妊娠・出産ができる回数が1回になってしまいます。

病院側もリスクを減らすことを第一に考えているので、VBACはサポートしない、対応しないクリニックや病院もあるので帝王切開を選択する方を推奨されているようです。どうしても経腟分娩を経験したいママなど、VBACを選ぶママも増えているのは事実。

どちらを選択するにしても、VBACについてしっかり勉強し、医師や家族とよく相談したうえで決定することをおすすめします。

私の場合は、胎児の心拍数が下がって仮死状態、生命の危険があるために、お腹をかなりゆすられたり、とてもバタバタと麻酔師が呼ばれたり小児科医が呼ばれたり、騒然としてとても緊張して怖かったです。

傷もとても痛かったですし、アメリカは帝王切開後48時間で退院、ゆっくりする今もなく赤ちゃんとの24/7の生活。体を起こすだけでもやっとこさ。という感じだったので、私は第2子の時、条件を理解したうえで、自然分娩を希望しました。

そして第2子、出産予定日よりも2日早く陣痛が始まり、子宮口の開き具合も良く、病院について30分ほどで、大安産。産後の回復も早く、痛みは本当に全然違いました。毎回一度切っているから帝王切開にしてもいいのですよ。と医師からは言われてましたが、VBACを希望し、4回とも成功しています。

どちらを選ぶにしろ、ママの体の事、赤ちゃんの事を考えたうえでの選択なので、自然分娩が出来なかった。などナンセンスな事で自分を責めないでくださいね。

まとめ

母体と赤ちゃんにとって最善の方法で、またはママの考えで、VBACなのか計画帝王切開なのかを選ぶといいと思います。ただ、医師の都合によっての計画帝王切開はどうかと思います。

VBACを選ぶの出れば、出来るだけ個人医院ではなく総合病院等大きな病院で何かが起こったときにすぐ対応できる体制を取っておきましょう。

 

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